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労働問題Q&A

賞与を下げざるを得ない経営状況に陥っています。賞与を下げても法律上問題はありませんか?

従前、賞与は夏・冬ともに2か月分を支給してきました。しかし数年前から経営状態が悪くなり、ついに去年の冬は1.5カ月、今年の夏は1か月分を支給するのが精いっぱいになりました。組合は、一方的に減額することに抗議していますが、就業規則には「業績に応じて支給する」と明記しているのみで、支給額まで定めているわけではないと説明しても、納得は得られていません。経営状態に応じて賞与を減額することは、法律上の問題となることはありません。

賞与は必ず支給しなければならないものではありませんが、就業規則や労働協約などに、支給額・支給率について具体的に定められている場合には、支払う義務があります。

ご相談の場合のように、就業規則で「業績に応じて支給する」と記載されているのみで、具体的な支給条件があらかじめ確定されていなければ、経営状態に応じて賞与を減額しても労基法上の問題はありません。

しかし、これまで一定額支給されてきたものを減額するわけですから、従業員や労働組合に対して、経営状態を含め十分説明することが重要です。